どのような研究室ですか?
私達の研究室は,視覚を科学するVSG,視覚を探るVEG,視覚を技術するVTGといった,大きく分けて3つのグループから構成されています.また本研究室では,毎週行われる研究グループごとの進捗報告,毎月初めに行われる研究室内全体の研究報告会などを通じて,研究技術や発表能力の向上にも力を入れています.そのかいもあって,平成15年度より始まった情報工学系の最優秀発表賞には,最優秀特別研究発表賞に7名 (平成16年度:西由紀子,平成19年度:鶴見俊輔,平成20年度:西野顕,平成22年度:中島加惠,平成27年度:田村秀希,平成29年度:近藤泰成,平成31年度:金塚裕也),最優秀卒業研究発表賞に5名 (平成15年度:岩崎宏明,平成16年度:打尾健太,平成25年度:新海崇紘,平成27年度:近藤泰成,平成30年度:小野寺和也)が本研究室から選ばれています.
修了後の就職先はどのような企業がありますか?
人気があるのは,やはり大手電気情報系企業 (パナソニック株式会社,富士ゼロックス株式会社,日立製作所等)でしょうか.また,自動車関連企業 (トヨタ自動車株式会社,スズキ株式会社等)にも数人が就職しています.研究テーマとの直接的な関係というよりも,研究室での生活で覚えた興味や将来性に重きを置いて就職先を探しているようです (実力がある人ほどその傾向が強いようです).
視覚に興味を持っています.全く知識がなくても大丈夫ですか?
問題ありません.研究室メンバーの半分以上は配属時にほとんど知識のない状態から,研究を始めています.知識や技術は配属後に先輩のサポートを受けながら身に着けていきます.
研究テーマってどうやって決めるのですか?
基本的には7月ごろに,先生や先輩から研究テーマ案が提示され,数多くの候補の中から選択します.それ以外にも,自分が興味を持っている分野があれば,先生と相談して方針を決めることで,しっかりとした設備の中で研究を行えます.
学会や研究会で発表できる機会はありますか?
たくさんあります.国内学会はもちろん,国際学会にも毎年数多くの学生が参加しています.
バイトはできますか?
できます.しかし,研究活動で忙しいときなどは,自分のスケジュールと相談しつつ,適度な日数でアルバイトをすることをお勧めします.研究室メンバーの中にも,アルバイトと学業を両立している人もいます.
実務訓練はどのような職場に行かれるのでしょうか?
基本的には実務訓練先企業の一覧から選択しますが,本研究室では毎年半分以上の学生が海外実務訓練に参加しています.今までに参加した国として,フィンランド・ドイツ・イギリス・スペイン・オランダ・フランス・ノルウェー・ポルトガルなどが挙げられます.
ゼミは何をするのですか?
自分の研究活動の進捗報告を行っています.先生や先輩方とディスカッションを行い,研究活動の方針や考察などの議論を活発的に行っています.グループによっては,論文を読んで紹介しているところもあります.
年間行事は何がありますか?
新入生歓迎や,夏ごろには研究室旅行にも行っています.忘年会や追い出しコンパなどもあり,お酒を交えながら先輩後輩関係なく交流を深めています.詳しい情報はこちらから.
研究室に居なければならない時間はありますか?
午前11時から午後2時までの間は「ラボタイム」と呼ばれる,できるだけ研究室に来て研究を行いましょうという時間があります.授業や用事がない限りは,基本的に研究室に滞在して自分の研究を進めています.
研究室の環境はどのようになっていますか?
学生全員に1台のPCとディスプレイ,自分の席が与えられます.総研棟と呼ばれる建物の7階の居室をすべて所有しており,それぞれの学年ごとに違う部屋が割り当てられています.居室の様子はこちらから.また,実験を行う部屋も別に複数所有しており,実験機材も非常に充実しております.それぞれのグループが所有している機材や実験機器についてはこちらをご覧ください.